1回目は、会場リサーチをスプレッドシートにまとめるところまで動かす回です。
前半でClaude Codeをいつみさん仕様に育てて、後半で実際の作業を自動にします。
当日はこのページを開きながら、上から順に進みます。
- お客様の情報の線引きが決まって、CLAUDE.mdに入る
- お仕事の全体が、Claude Codeの中に入る
- 会場リサーチが、スプレッドシートの一覧になる
- デスクトップのスクショが、言葉をかけるだけで片付く
1回目の前に
- ふだんのお仕事を、ざっと思い出しておいてください。書き出さなくて大丈夫です
- Claude Code が開けるかを確かめておいてください
- 学習に使わない設定を確認しておいてください(やり方は「はじめの準備」のページに)
- ChatGPTの書き出しを、早めに申し込んでおいてください。届くまで時間がかかることがあるので、できれば当日までに受け取っておくと、1回目で読み込めます
- 当日はGoogleアカウントとエルメッセージのテストアカウントを、ログインできる状態に
当日の手順
00土台をつくる
呼び名と、お客様の情報の線引きを決めて、書き込みます
Claude Codeに、いつみさんのことを覚えてもらう時間です。この講座用のフォルダをダウンロードして開き、 呼び名と、お客様の情報の線引きを決めます。ここを最初に整えるので、あとは安心して動かせます。
- 下のボタンから専用フォルダをダウンロードして、分かりやすい場所に置きます
- zipを展開すると、「Claude Code作業」フォルダが出てきます
- そのフォルダを、Claude Codeの作業場所として開きます
- 開くと、Claude Codeの方から「何とお呼びすればいいですか」と聞いてきます
答えると、その場で約束の紙(CLAUDE.md)に書き込まれます。次からはずっとその呼び方になります。一度言えば覚えてくれる、を最初に体験していただきます。
いつみさんはクライアント様のお仕事をお預かりされているので、何をどこまで渡すかを先に決めます。 話しながら決めて、その場で約束の紙に書いてもらいます。
クライアント様のお仕事をお預かりしています。 どこまでの情報をあなたに渡してよいか、線引きを決めたいです。 質問しながら整理して、CLAUDE.mdに書いておいてください。
CLAUDE.mdは、はじめに必ず読まれる紙です。口で言うのではなくここに書いておくと、次からもずっと守られます。約束は使いながら何度でも書き直せるので、窮屈になったらそのときに相談してください。
開いて確かめる
中に入っている設定が何をするものか、いつみさんご自身がClaude Codeに聞いてみます。 前のフォルダをそのまま開くのではなく、設定ファイルだけをドラッグして渡します。
このファイルは何をするための設定か、やさしく説明してください。
フォルダを選ぶと、その中の貼り紙が効きます。前のフォルダを開くと前の講座の設定が効いてしまうので、ファイルだけを渡します。これ自体が、「どこで開くか」で動きが変わるという仕組みの体験になります。
Contents01お仕事の棚卸し
お仕事の全体をClaude Codeに入れて、どれから自動にするか決めます
事前に書き出していただいた内容をもとに、話しながら整理します。 棚卸しをしながら、操作の練習にもなります。どの作業から自動にすると楽になるか、順番もここで見えてきます。
私の仕事を棚卸ししたいです。 質問しながら整理して、ナレッジに書き出してください。 まだ何も作らなくて大丈夫です。
ChatGPTの書き出しが届いていれば、ここで読み込みます。届いていなければ、話しながら入れていきます。どちらでも同じところまで進みます。
Contents02会場リサーチを、
スプレッドシートの一覧に
調べるところから表にするところまで、続けて動かします
今日の本命です。お客様の情報がまったく入らない作業なので、安心して試せます。 いつみさんがやりたいとおっしゃっていたスプレッドシートの集計にも、そのままつながります。
Googleとつなぐのは、この日が初めてになります。いつみさんご自身のGoogleアカウントで進めます。 クライアント様のアカウントは、許可をいただいてからです。
「gog」という道具を入れます。やり方は、Claude Codeが教えてくれます。
gogは、Googleの建物(スプレッドシート・ドライブ・フォーム)に出入りしてくれる道具です。 ただ、Googleは用心深い大家さんなので、「わたしの道具です」と届け出て、自分専用の合鍵を作ってもらう手続きが要ります。 合鍵さえできれば、あとは日本語でお願いするだけで、表を作ったり書き込んだりしてくれます。
- 道具を入れる
- gogをパソコンに入れます。Claude Codeがやってくれます
- 大家さんに
届け出る - Googleの画面を4つ、順番に進みます。英語の画面ですが、押す場所はClaude Codeが教えてくれます
- 合鍵を受け取る
- 最後の画面で、合鍵のファイルをダウンロードします
- 合鍵を渡す
- その合鍵をgogに渡して、いつみさんのGoogleアカウントとつなぎます。テストの表が1つできたら完成です
- 下の文章をコピーして、Claude Codeで新しい会話をはじめて、そこに貼ります
- あとはClaude Codeが1つずつ案内してくれます。言われたとおりに進めてください
- 画面で迷ったら、その画面のスクショを貼って「次はどこを押す?」と聞くだけで大丈夫です
Googleのスプレッドシート・ドライブ・フォームを、Claude Codeから使えるようにしたいです。 「gog」という道具を使います。次の順番で、1つずつ案内してください。 1.gogを入れる(Windowsなので winget install steipete.gogcli) 2.Google Cloudで、自分専用の鍵を作る。次の4つの画面を、1つずつブラウザで開いてください ① プロジェクトを作る(名前は gog など) https://console.cloud.google.com/projectcreate ② 使う機能をオンにする(Sheets・Drive・Forms) https://console.cloud.google.com/apis/library ③ 同意画面を設定する(外部・わたしのメールアドレス) https://console.cloud.google.com/auth/branding ④ 鍵を作る(デスクトップアプリで作って、ダウンロード) https://console.cloud.google.com/auth/clients 3.ダウンロードフォルダの鍵のファイル(client_secret〜.json)をgogに登録して、 わたしのGoogleアカウントとつなぐ 4.テスト用のスプレッドシートを1つ作って、動くか確かめる 進め方の約束 ・画面のスクショを送るので、次に押す場所を1つずつ教えてください ・一度にたくさん進めず、1つ終わるごとに確かめてから次へ進んでください ・②の前に、メールもつなぐかをわたしに聞いてください。つなぐ場合は、②でGmailもオンにして、 CLAUDE.mdに「メールは下書きまで・送信しない」「メールを読むのは、わたしが頼んだときだけ」を書き足してください ・ログインとパスワードの入力は、わたしが自分でやります ・鍵のファイルの中身は、読まない・画面に出さないでください
合鍵ができたときの画面だけは、スクショを送らないでください。合鍵の中身が画面に表示されることがあり、スクショに写ったものはそのままClaude Codeに渡ってしまいます。その画面が出たら、ダウンロードのボタンを押して閉じるだけで大丈夫です。
ダウンロードした合鍵のファイルは、パスワードと同じ扱いです。人には送らず、ダウンロードフォルダに入ったままにしておいてください。gogに登録が済んだら、ご自分の手でゴミ箱に入れて大丈夫です。
途中で「このアプリは確認されていません」と出たら、「詳細」から先へ進んで大丈夫です。さっき自分で作った鍵に対する、Googleのいつもの注意書きです。
指示書の途中で、Claude Codeが「メールもつなぎますか」と聞いてきます。 つなぐと、請求書のメールから添付を取り出す作業など、2回目以降の自動化の入口になります。いまつないでおけば、あとでGoogleの画面に戻って設定し直さずに済みます。
そのかわり、メールにはお客様とのやり取りも入っているので、下書きまで・頼んだときだけ読む、の約束を一緒に書きます。どちらにするかは、その場で決めましょう。
一覧にする
いつも調べている項目を教えてください。その形のまま、スプレッドシートに並べます。 次からは、エリアと条件を伝えるだけで同じ表ができます。
オフ会の会場を探しています。 エリアと条件を伝えるので、候補を調べて、 Googleスプレッドシートに一覧で書き出してください。 公式サイトに書いてあることだけを使って、 分からない項目は空欄のままにしてください。 まず、どんな項目を並べるかを先に見せてください。
お店の情報は変わります。公式サイトに載っていることだけを使って、分からないところは空欄のままにしてもらうと、そのまま使える表になります。最後は必ずご自分の目で確かめてください。
CLAUDE.mdに、次の約束を書き足してください。 ・Googleのスプレッドシートとフォームの作業は、gogを使う ・調べものは、公式サイトに書いてあることだけを使う ・分からない項目は、埋めずに空欄のままにする
03スクショの整理
デスクトップに溜まったスクショを、撮った日ごとに片付けます
ご報告用に撮って送ったあと、デスクトップに残っていくスクショを、撮った日ごとのフォルダに移します。 画像の中身は開かず、ファイルの日付だけを見て動かすので、クライアント様の画面が写っていても問題ありません。
捨てるところまでは自動にしません。移すだけにしておいて、あとでまとめて見られる形にします。 ご報告用に送ったものなので、あとから探せる状態のほうが安心です。
デスクトップに溜まっているスクリーンショットを、 撮った日ごとのフォルダに分けて移してください。 画像の中身は開かないでください。 消さずに、移すだけにしてください。
うまくいったら、この頼み方をCLAUDE.mdに書いておきます。次からは「スクショ片付けて」だけで動くようになります。中身を読ませずに整理するという、この日のいちばん大事な考え方の練習にもなります。
Contents04エルメッセージと
つないでみる
時間が残ったら、テストアカウントで実際につなぎます
つながると、リッチメニュー・テンプレート・タグ・フォームなどを一覧で見られるようになります。 この日はテストアカウントだけで、クライアント様のアカウントにはつなぎません。
前が伸びたら、ここは2回目にまわします。急いで詰め込まずに進めましょう。
Claude Codeにそのまま頼みます。Googleのときと同じで、「出入りしていいですよ」という許可証を作るだけです。 パスワードやキーを打ち込む場面はありません。
つなぐときは、エルメッセージにログインして許可します。そのログインで切り替えられるアカウントは、Claude Codeからも見えます。 わたしの環境で確かめたところ、自分のアカウントに加えて、お預かりしているクライアント様のアカウントも一覧に出てきました。 なので、つなぐ前に確かめます。
- 今回つなぐログインで切り替えられるアカウントに、クライアント様のものは入っていますか
- テストアカウントだけが入っているログインはありますか。あれば、そちらでつなぐのがいちばん安全です
わたしの場合、自分のメールアドレスで副管理者として入っているクライアント様のアカウントは、一覧に出てきました。クライアント様のメールアドレスとパスワードをお借りして入っているアカウントは、出てきませんでした。
エルメッセージとつなぎたいです。 claude mcp add --transport http elme https://mcp.lmes.jp/mcp を実行してください。
- つづけて、入力欄に /mcp と打ちます
- 一覧に elme が出るので選ぶと、ブラウザが開いてエルメッセージのログイン画面になります
- そこで許可すれば完了です
つながったか見たいときは、Claude Codeに「つながっているエルメを見せて」と頼めば確かめられます。
CLAUDE.mdに書く
つなぐことと、何を読ませるかは別の話です。 見えるアカウントのうちどれを触ってよいかは、約束で決めます。触ってみる前に書いておきます。
エルメッセージを操作するときの約束を、 CLAUDE.mdに書き足してください。 ・私が指示したアカウント以外は開かない(いまはテストアカウントだけ) ・友だち一覧、トーク履歴、フォームの回答は取りに行かない ・お客様の氏名や連絡先は読み込ませない ・タグやテンプレートを作る、変えるときは、必ず私に確認してから実行する ・見るだけ、数を数えるだけなら確認は不要
「このアカウントは触らないで」と伝えれば、そのとおりにしてくれます。CLAUDE.mdは毎回のはじめに必ず読まれるので、口で言うのではなくここに書いておくと、次からもずっと守られます。複数のクライアント様を預かるいつみさんにとっては、面倒な手続きではなく仕事道具です。
見てみる
約束ができたら、テストアカウントの中身を一覧にしてもらいます。見るだけなので、何も変わりません。
エルメッセージのテストアカウント「(アカウント名)」の、 タグとテンプレートとリッチメニューを一覧にしてください。 見るだけにして、何も作ったり変えたりしないでください。
できないことも先にお伝えしておきます。名前やメールアドレスを入力してもらうフォームは作れません。画像そのものも入れられません(枠と文字とボタンまでは作れて、画像は管理画面で入れます)。どちらも読むことはできます。
Contents05今日のしめくくり
終わりの合言葉で、今日の記録を残します
「今日はここまで」と伝えると、その日にやったこと・次にやることが自動で記録されます。 最後にこれを実際にやってみます。
今日はここまで
次に開いたときは「次やることは?」から始めてください。前回の記録を読んで、続きから始めてくれます。言い方は同じでなくて大丈夫です。「今日はおしまい」でも「ありがとう、またね」でも伝わります。
Contentsこの日のあと
- 安全に使える状態になっています。お客様の情報の線引きが決まっていて、迷わずに使えます
- お仕事の全体が、Claude Codeの中に入っています。次からは説明しなくても、いつみさんの状況が分かった状態で話せます
- 実際に動くものができています。会場リサーチとスクショの整理は、その日から使えます
2回目・3回目の内容は、この日の様子を見ながらいっしょに決めていきます。やってみたいことが出てきたら、いつでもLINEで送ってくださいね。